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Wi-Fiルーターは壊れるまで使っていい?|更新とサポート終了を確認する

Wi-Fiルーターは、いったん設置すると目立ちません。ランプが点き、スマートフォンもテレビもつながっていれば、わざわざ本体を確かめる機会は少ないでしょう。

けれども、ルーターには「壊れて通信できなくなる日」とは別に、メーカーによるファームウェアの更新や問い合わせ対応が終わる日があります。

ファームウェアとは、ルーター本体を動かしているソフトウェアです。不具合やセキュリティ上の問題が見つかったとき、メーカーが新しいファームウェアを公開することがあります。自動更新に対応した機種もありますが、設定や機種によって動き方は異なります。

だからといって、古いルーターは今すぐすべて捨てる、という話ではありません。最初に確かめたいのは、使い始めた年数ではなく、手元の機種が今も更新を受けられるかです。

この記事では特定の製品を順位づけしません。2026年8月26日時点の公的機関とメーカーの案内をもとに、今あるルーターを確認する順番を整理します。

目次

先に確認すること

確認するもの見る場所分かること次にすること
正確な型番本体の底面・背面のラベルメーカーのどの製品か型番を写真かメモで残す
ファームウェアメーカーのサポートページ、管理画面、専用アプリ最新版の有無と、現在の更新状態公式手順に従って更新する
サポート状況メーカーの機種別ページ、サポート期間一覧更新・修理・問い合わせが続いているか終了していれば交換を検討する
購入品かレンタル品か回線契約の書類、機器の返却案内自分で交換してよい機器かレンタル品は契約先へ問い合わせる

ここで大切なのは、箱に書かれていたシリーズ名ではなく、末尾まで含む型番です。似た名前でも、世代や販売先によってファームウェアが異なる場合があります。

本体ラベルを撮影するなら、型番の記録用として自分の端末内に保管します。SSID、暗号化キー、管理用パスワードなどが一緒に写ることがあるため、その写真をSNSなどへ載せないよう注意します。

「インターネットにつながる」と「更新を受けられる」は別の話

サポートが終わった瞬間に、ルーターが動かなくなるとは限りません。それまでと同じように通信できることもあります。

見えにくいのは、その後に不具合やセキュリティ上の問題が判明しても、修正用のファームウェアが提供されない可能性があることです。

情報処理推進機構(IPA)は、家庭用ルーターなどの不具合や設定不備が悪用されると、家庭内のネットワークへ侵入されるだけでなく、機器が第三者への攻撃の中継に使われるおそれがあると注意を呼びかけています。対策として、推測されにくいパスワードへの変更、メーカーが提供する更新の適用、サポートが終わった古い機器の更新または廃棄の検討などを挙げています。

これは、使用年数だけで危険か安全かを決める話ではありません。現在もメーカーのサポート対象で、必要な更新が行われているかを確認することが出発点です。

まず、型番を一度だけ見てみる

ルーターのメーカー名は覚えていても、型番まで把握している人は多くないでしょう。

型番は、一般に本体の底面や背面にあるラベルで確認できます。回線事業者から借りている機器では、ルーター機能を持つ機器が複数並んでいることもあります。分からない場合は、むやみに配線を外さず、契約先のサポートに機器名を伝えて確認する方が安全です。

型番が分かったら、検索結果のまとめ記事ではなく、メーカーの公式サポートページを開きます。

たとえばAtermでは、機種別のページに最新ファームウェアの掲載日やサポート技術情報がまとめられています。WX1800HPのページでは、2026年1月27日が最新のファームウェア更新日として表示されています。一方、WG2600HP3のページには、サポート期間が終了し、修理受付、ファームウェア更新、電話やメールでの問い合わせも終了したことが明記されています。

同じメーカーでも状態は機種ごとに違います。メーカー名だけで「まだ大丈夫」「もう古い」とは判断できません。

自動更新なら、何もしなくてもよいのか

自動更新に対応した機種は、利用者の手間を減らしてくれます。ただし、「自動更新」という言葉だけで、どの更新も必ず入るとは言い切れません。

バッファローがWSR-1166DHPL2向けに案内した自動更新では、設定が「重要な更新のみ行う」または「常に最新版に更新する」になっている製品が対象でした。初期設定は「重要な更新のみ行う」で、更新中には有線・無線とも2~3分ほど通信が途切れる可能性も案内されています。

つまり、確認したいのは次の三つです。

  • 手元の機種に自動更新機能があるか
  • 自動更新が有効になっているか
  • メーカーの機種別ページに、それより新しいファームウェアがないか

更新方法は機種ごとに違います。管理画面を開くアドレスや操作手順を、別メーカーの記事から流用しないでください。必ず型番に合った公式の説明書またはサポートページに従います。

更新中の電源操作については、機種ごとの説明書に従います。通信が数分止まる可能性もあるため、オンライン会議や動画視聴をしていない時間に行うと落ち着いて作業できます。

サポート終了とは、何が終わることなのか

「販売終了」「修理終了」「ファームウェア更新終了」は、同じ意味とは限りません。メーカーごとに期間と表現が違うため、一般的な年数だけで決めず、公式ページを確認します。

Atermは2026年7月時点の案内で、販売終了から約3年間をサポート期間としています。期間中は問い合わせ、修理、必要に応じたファームウェア公開を行い、一覧で「サポート終了」となった場合は原則としてそれらが終了すると説明しています。ただし、状況によって期間が見直されることや、サポート終了後にファームウェアを公開する場合があることも注記されています。

このように例外もあるため、「発売から何年なら交換」と一律には言えません。

確認した機種のページに「サポート終了」とあり、今後のファームウェア更新も終了しているなら、つながっていても交換を考える時期です。とくに、メーカーが特定の脆弱性について買い替えや使用停止を案内している場合は、その案内を優先します。

反対に、サポート期間中で、最新ファームウェアへ更新できている機器を、古そうに見えるという理由だけで急いで買い替える必要はありません。通信速度、接続台数、届く範囲などに不満がなければ、まず現在の状態を保つ方法を確認できます。

レンタル品は、自分で処分しない

光回線やケーブルテレビの契約では、機器を借りている場合があります。見た目だけでは、購入した市販ルーターなのか、返却が必要なレンタル品なのか分からないこともあります。

Atermのサポート期間一覧にも、レンタル利用者は契約元へ問い合わせるよう記載されています。

契約先から借りた機器なら、サポート終了後の交換方法、費用、返却先を契約先へ確認します。先に市販品を買ったり、古い機器を処分したりすると、接続方法が合わない、返却物が足りないといった行き違いが起こりえます。

ルーターの確認は、次の順番なら混乱しにくくなります。

  1. 契約書や明細で、機器のレンタル有無を見る
  2. 本体の型番を確認する
  3. レンタル品なら契約先、市販品ならメーカーのサポートを見る
  4. 更新または交換の案内に従う

買い替えを検討しやすい三つの状態

1.メーカーのサポートと更新が終わっている

この記事で最も重く見る条件です。使用年数ではなく、正確な型番のサポート状態で判断します。

2.接続が頻繁に途切れ、公式の対処をしても改善しない

再起動、配線確認、ファームウェア更新など、メーカーや回線事業者が案内する基本的な対処をしても不調が続く場合です。ただし、原因がルーターではなく回線や端末側にあることもあります。購入前に、契約先かメーカーへ切り分けを相談すると無駄な交換を減らせます。

3.今の暮らしに性能が合わなくなった

家族の端末が増えた、仕事部屋まで電波が届かない、古い暗号化方式しか選べないなど、買った時と使い方が変わった場合です。

ここでも、最大通信速度の数字だけを比べない方がよいでしょう。住まいの広さや構造、接続台数、契約回線、使う端末によって必要な製品は変わります。

次に買うときは、速さの数字より先にサポートページを見る

ルーターの商品欄には、「最大○○Mbps」「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 7」といった目立つ表示が並びます。それらも選択材料ですが、買った後に頼るのはメーカーのサポートページです。

購入候補が決まったら、買う前に型番を検索して、次の点を見ておくと安心です。

  • 機種別のファームウェアページを見つけやすいか
  • 更新履歴と更新方法が公開されているか
  • 自動更新に対応しているか
  • サポート期間や終了製品の扱いが説明されているか
  • 問い合わせ窓口が分かるか

これは、どのメーカーが一番よいかを決める表ではありません。同じメーカーでも機種と販売時期によって状況が変わるからです。

結論

Wi-Fiルーターは、壊れるまで何も見なくてよい家電ではありません。一方で、年数だけを理由に毎回新製品へ替える必要もありません。

まず本体の型番を見て、メーカーの公式ページで、ファームウェアとサポート状況を確認する。それができれば、「まだ使える気がする」と「古いから何となく不安」の間に、判断の根拠を置けます。

今日すべての設定を変えなくても構いません。最初の一歩は、ルーターの底面か背面を見て、型番を一つメモすることです。


調査について

この記事は、2026年8月26日時点の公的機関とメーカーの公開情報を整理したものです。特定機種の使用感を比較した記事ではないため、利用者レビューの星や件数は判断材料にしていません。ファームウェアの公開状況、サポート期間、更新方法は機種ごとに変わるため、実際の作業では必ず手元の型番に合う公式情報を確認してください。

主な参照先:

記事の作成にはAIを補助的に使用する場合があります。掲載する内容は、運営者が資料を確認し、責任を持って編集しています。

現在、この記事に広告・アフィリエイトリンクはありません。今後設置する場合は、分かる形で明示します。

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